ラズベリーは、スムージーやヨーグルトに入れると美味しいしオシャレですが、お店で買うラズベリーは少量でも高価ですよね。

そこで「家で栽培しよう」と考える方もいると思いますが、実は安易に植えてはいけません。

ラズベリーを植えてはいけない理由について、詳しくご紹介していきます!

ラズベリーを植えてはいけない2つの理由!

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【理由①】繁殖力が強すぎる
【理由②】トゲがある

順に見ていきます。

【植えてはいけない理由①】繁殖力が強すぎる

ラズベリーを植えてはいけない理由の1つ目は繁殖力が強すぎるからです。

ラズベリーは耐寒性があり病害虫にも強いので、家庭でも簡単に育てられる植物です。

一方で、その適応力の強さゆえに短期間で増えすぎてしまう恐れがあります。

ラズベリーは地下茎を伸ばして育っていきます。

地下で伸びた根は、元々植えた位置から少し離れた所にもどんどん枝を出していくので収集がつかなくなるのです。

安易に植えるとこちらのような結果になってしまいます。

【植えてはいけない理由②】トゲがある

ラズベリーを植えてはいけない理由の2つ目はトゲがあるからです。

ラズベリーの幹には細かいトゲがビッシリと生えています。

ケガの恐れがありますし、衣服にくっつきやすいので注意が必要です。

特に初心者の方やお子さんは、剪定や収穫の時には気をつけてお手入れしてください。

こうすればラズベリーを「植えていけない」ことはない!正しい植え方「3つのポイント」

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ラズベリーの正しい植え方の手順

  1. 品種を選ぶ
  2. プランターで育てる
  3. ガーデングローブを着ける

ラズベリーには、トゲがない品種やコンパクトで広がりにくい品種もあります。

また、地植えだと根が広がり過ぎてしまうのが心配な場合は、プランターで育ててみるとよいですよ。

ラズベリーは繁殖力が強く、プランター越しに根を張って伸ばしてしまう事もあるので、底にはレンガやお皿を置いてガードしましょう。

剪定や収穫などお手入れの際は、トゲ対策にガーデングローブをお忘れなく。

「ラズベリーを植えてはいけない」に関するQ&A

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Q.ラズベリーをプランターで育てるには?

A.苗のサイズに応じた、深めで底穴タイプのプランターを用意します。

土は一般的な園芸用の培養土でも十分育ちますが、果樹専用の培養土なら水はけや保水に優れているので、より元気に育ってくれます。

水やりの時に土があふれないよう、プランターの内側には数センチ余裕を持つとよいです。

植え付けたら十分な高さのある支柱を立てておき、たっぷりと水をあげましょう。

日当たりがよく、直射日光に当たらない場所で管理します。

Q.ラズベリー栽培の難易度は?初心者でも大丈夫?

A.ラズベリーは土を選ばず、病害虫や環境に比較的強いため、初心者でも育てやすい植物です。

どんどん増えるので、地植えの場合は十分なスペースを確保しましょう。

Q.ラズベリー 地植えの方法は?

A.直径40㎝深さ40㎝ほどの穴に、掘り上げた土と2~3割の腐葉土と堆肥を混ぜて苗を植えます。

支柱を立てて紐で結び、水をたっぷり与えましょう。

また、根が伸びてどんどん広がりますので、十分なスペースを確保した場所に植え付けて下さい。

Q.ラズベリー 植え替えのタイミングは?

A.2~3年ほどすると、鉢の中で根が込み合って生育が悪くなってしまうので植え替えをしましょう。

時期としては休眠期にあたる冬で、12月~2月頃が適しています。

鉢から根を取り出したら、いじり過ぎて根を傷めないよう注意しながら少しだけほぐし、ひと回り大きな鉢に移しましょう。

Q.ラズベリー栽培におすすめの肥料は?

A.ラズベリー栽培に適しているのは有機質肥料や即効性化成肥料です。

リン酸の配合が多い果樹専用肥料もおすすめで、実つきがよくなります。

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Q.ラズベリーは挿し木で増やせる?

A.ラズベリーを挿し木で増やすには、6~7月頃にラズベリーの枝を約10㎝切り取り、葉を数枚残して節ごと土に挿します。

水をたっぷり与えて根を生やすのを待ちましょう。

Q.ラズベリーの剪定はどうしたらいい?

A.剪定は植えた年には行いません。翌年から始めましょう。

ラズベリーは品種によって一季なりと二季なりがあり、それぞれ剪定時期が異なります。

一季なりは、夏の収穫後なるべく早いタイミングに剪定するようにしましょう。

実がなった枝は枯れるだけなので、その年の新しい枝を数本残して根本から切り落とします。

そして冬の12月~2月頃、前の年に実がなって枯れた枝は、通気性をよくするため地面ぎりぎりでカットしましょう。

二季なりの剪定は冬だけです。

二季なりは夏に結実した枝が翌年にもう一度実を結びます。

誤って切り取らないようにしましょう。

2回結実した枝は、枯れて灰色になり見分けやすくなっています。枯れた枝は全てカットします。