Takumi内観2

六本木ヒルズ近くにある西麻布のフレンチレストラン『Takumi(タクミ)』に行って参りました。

独創的な料理と斬新な提供スタイルが特徴で、ひと皿ごとに説明のカードと、料理を構成する素材や香辛料が入った小瓶が登場!

素材同士の組み合わせの妙を理解して、驚きや新たな発見へと導くための手段なんだそう。

聞いただけでワクワクしますね!それでは体験を詳しくご紹介します!

フレンチレストラン「Takumi」のランチコースの口コミ

西麻布にあるフレンチレストラン「Takumi」のランチコースの料理、デザート(デセール)についての口コミです。

フレンチレストラン「Takumi」のランチコースの料理

着席すると1枚のカードが提示されました。こちらが「Takumi」のコンセプトです。

コンセプト説明

料理の内容やシェフの意図が記されています。

オーナーシェフの 大槻 卓伺さん の熱い思いが伝わってきますね!

カトラリーは、ポルトガルのカトラリー専門メーカークチポール(Cutipol)のもの。

カトラリー

ポルトガルの職人さんが一本一本ていねいに手づくりされているものです。

スタイリッシュな見た目で手にフィットする使い心地がいいですね!

ドリンクは、2018ポール・ジロー スパークリング・グレープジュースという白ぶどうのノンアルコールジュースを注文しました。

白ぶどうジュース

コニャック製造に使用する最良のグランシャンパーニュ地区のぶどう「ユニブラン」のストレート果汁にガスを加えたシャンパンのような味わいのジュースで、1年に1回出荷の限定品だそうです。

ブドウ系のジュースと言えば、よくあるのがアランミリアのものですが、ユニブランは、今回、初めて見るものでした。

酸味が強くて、甘みが濃い、飲みごたえのあるジュース。

これ一本で750mlで3,000円なので、かなりお得です!

前菜の提供に合わせ、パンが運ばれました。

パンとバター

パリっふわっの美味しいパンです。

添えられたバターと塩もオシャレ~★

色つきの塩はゲランドというフランスんのブランドのもので、穏やかな塩気がします。

もう1つの塩は、塩感が前面に出ていました。

バターは1つはミルク感のあるもので、もう1つは癖のないさっぱりしたタイプでした。

ワクワクしながら待っていると、前菜1品目に使われている素材(主にスパイス等)の見本が届きました!!

前菜のスパイスと説明

ナツメグとセップ茸です。理科の実験を彷彿とさせる演出ですね。

説明を読みながら、容器の蓋を開けて香りを楽しみます。

ナツメグは一般的にはパウダーで販売されているので、丸のまま見られるのは貴重な体験です。

セップ茸はポルチーニ茸。とても力強い、食欲をそそる良い香り♪

素材を見ながら想像を十分膨らませたタイミングで、前菜1品目「ポルチーニ茸のポタージュ」の登場です。

ポルチーニ茸のポタージュ

まずはポタージュを口に運び、すぐに「うまい!!」と口走ってしまいました!

口の中がポルチーニ祭り状態です♪

濃厚ですが、くどくなく、とても滑らかでどんどん口に運びたくなります!

また、ポタージュに添えられた素材たちの様々な食感とのマリアージュが楽しめました。

最後の一滴まで余すところなく頂きました。

次に前菜2品目に使われている白いバルサミコ酢の見本が運ばれてきました。

バルサミコ酢

バルサミコ酢といえば黒い酢なので、白いものは新鮮ですね。

香りはおなじみの「ザ・バルサミコ!!」ですが、少しクリアな香りがしました。

前菜2品目「アナゴの白バルサミコ焼き」の登場です。

アナゴの白バルサミコ焼き

これはTakumiのスペシャリテの1つ。

アップにしてみました。

アナゴの白バルサミコ焼き2

アナゴにナイフを入れると、表面がパリっとして、身はホロっと柔らかい!

バルサミコの爽やかな酸味と甘み、アナゴのコクが心地よく口の中に広がります。

ソースはトリュフが入っており、クリーミーで濃厚。酸味との相性がいいですね。

添えられたソースを絡めたり、チップスのカリカリとした食感と芽ねぎのシャキシャキした食感がアナゴの表情を変えてくれてとっても楽しい一品でした。

次に前菜3品目に使われている素材の見本たちが運ばれてきました。

リゾットの素材

3種類あって、全て小さな粒です。

こちらは、ネズの実です。

ネズの実

4大スピリッツの1つである「ジン」の原料になるネズの実は、ジュニパーベリーと言った方が分かり易いかもしれませんね。

前菜3品目「シュークルートのリゾット」の登場です。

シュークルートリゾット1

半分に切ったクロケット(コロッケ)2つとリゾットに、季節の野菜が添えられています。

シュークルートとは、アルザス地方の典型的な郷土料理。

ザワークラウトを白ワインとジュニパーベリー(ネズの実)、クミンやローリエなどの香辛料で調理して、ソーセージやジャガイモを添えたものです。

今回の料理では、ザワークラウトをピューレ状のソースにしていて、ジュニパーベリーはクロケットに添えられた人参の香りづけにアレンジされていました。

「けしの実をまとった豚肉」がソーセージの代わりです。

シュークルートリゾット2

リゾットは米の粒がしっかりしていてシリアルと相性抜群でした。

穀物のコリコリとした食感、濃厚なクリーム感とほんのりと酸味のあるソース、人参のシャキッとした食感、わずかな苦味。

様々な食感を楽しむことができました♪

ここでパンのおかわりを頼むと、バケットが来ました!

パンは初めのものとバケットの2種類です。

説明を読んで理解しながら舌で楽しむ。

まだまだ前菜だというのに、既にメインを頂いたような気分です。

ここで、メインの魚料理に使われている素材の見本たちが運ばれてきました。

レフォールとタイム

レフォールとタイムです。

タイムはウニと相性が良いんですね!

メインの魚料理「鰆(さわら)のレフォールチーズ焼き」の登場です。

鰆のレフォールチーズ焼き

チーズとレフォールを合わせたものが鰆の上に乗せられ一体化しています。

なんだか、見た目からゴージャス!

鰆のレフォールチーズ焼き2

これは美味しい!!

鰆(さわら)はふっくら、しっとりで、季節だからか力強い味わいです。

鰆の上には、衣があり、これが、サクッとした食感とスパイス感のある強い味わいがあります。

黄金色のウニのソースは、ウニの濃厚な風味をしっかり感じるのに、すこし酸味のあるソースで、重たくないので、ずっと食べていたいお味でした。

このウニと相性が合うタイムで和えたズッキーニ。サクッとしっとりしています。

ズッキーニ

見た目が上品で細かいところまでとても丁寧に仕上げてあります。

「これなら毎日食べたい」と思いました!

余韻に浸っていると、メインの肉料理に使われている素材の見本たちが運ばれてきました。

メイン肉料理の素材

個性の強いスパイスたち!

料理が来るのが待ち遠しい(⋈◍>◡<◍)。✧♡

いよいよやって参りました!

メインの肉料理「和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」です。

和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み

しっかり煮込まれたホホ肉にエストラゴンヨーグルトソースのグリーンが映えます!

サイズが大きくて嬉しいです!

和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み2

緑色の正体のエストラゴンというハーブなのですが、これがあることで、赤ワインのソースとゼラチン質に、ほんのり苦みのある癖のあるアクセントが加わります。

カットしたホホ肉の断面。

ホホ肉断面

ゼラチン質のトロトロが本当に美味しい!

ゼラチン感がたっぷりと口の中に広がります。

明日肌が綺麗になりそう♡

添えられたピューレは3種類。

インゲンは、レッドペッパーのカリッとしたアクセントと酸味。

根セロリはチーズのような味わいと酸味。

濃厚なクリームとで甘みがあるかぼちゃが、包み込みます。

絡めながら食べると、味の変化が楽しいです。

ごちそうさまでした~♪

っと、これからなんと…デザートが8品出るのでしたーっ!!

食べられるかな?!

フレンチレストラン「Takumi」のランチコースのデザート

デザート

食後のドリンクはコーヒーを頼みました。

コーヒーメニュー

ドリンクメニューには、コーヒーの他に、紅茶、ハーブティーがそれぞれ数種類あり(一部プラス料金のドリンク有)、好みのものを選ぶことができます。

こちらが、テラロッサです。

テラロッサ

深みがあって丁度良い濃さの飲みやすいコーヒーでした。

「8品のデザートってどんな感じなんだろう…お腹いっぱいだけど食べられるのかな?」と、考えているうちにデザートに使われている素材が運ばれてきました。

デザートのコンセプトと6種類の素材たち。

デザートの素材

「ケーキ屋さんで大人買い」というコンセプト★

デザートの素材3

すごい!憧れじゃないですかーっ!!

デザートの並び順に番号がふってありますね。

デザートの素材2

トンカ豆、実物を見たことがなかったので手の平に出してみました。

トンカ豆

かなり大きな粒ですね。

甘く芳しい香りで香水にもなりそうだなと思いながら見つめていると…

デザートの大きなお皿が運ばれてきました!

デザート

こちらが一気に「ドーン!」と運ばれてきたデザート8品。

一つひとつのデザートがとても繊細に作られていますよね。

MAXハイテンション!!!

どれから食べたらよいのか迷ってしまいますが、ここは番号通りにいきましょう♪

≪デザートの説明その1≫
デザートの説明1

ピスタチオと赤すぐり
ピスタチオと赤スグリ

チョコとミルクアイスのグラノーラがけ
チョコとミルクアイス

モンブランのアプリコットムース入り
モンブラン

トンカ豆風味ミルクレープ
トンカ豆風味ミルクレープ

≪デザートの説明その2≫
デザートの説明2

(左)ホワイトチョコムース ラズベリーピューレ シャンパンジュレ乗せ

(右)黒イチジクコンフィ クリームチーズムース ポルト酒ジュレ

シャンパンジュレとクリチムース

(左)ブランマンジェ バラのソース

(右)日本酒風味のリオレ 安納芋レモンのピューレ

ブランマンジェと日本酒リオレ

沢山あったのに、ペロッと食べられてしまいました。

1つひとつのデザートの量が少なめで、食感、風味、組合せによりワクワク感を高めてくれました。

ブランマンジェのバラのソース(ジェフが大学生の時に開発したという)がとっても美味しかったです。

色鮮やかでバラを感じるのにくどすぎない、絶妙な味わいでした!

大満足な「Takumi」での2時間でした( *´艸`)

フレンチレストラン「Takumi」のランチコースの口コミ・評判まとめ

独創的な料理と斬新な提供スタイルの「Takumi」。

料理のコンセプトカードや素材の小瓶のおかげで、事前知識が得られワクワクしながら想像を膨らませることができます。

実際に料理を口に運び、マリアージュを楽しむことができます。

「なるほど!」「そう来るのか!」と、料理の組み合わせの妙を再確認することができ、その体験がしっかりと自分の脳裏に焼き付きました。

料理を楽しみながら、シェフの思いや知識を共有させてもらえて嬉しいというのが素直な気持ちです。

「ケーキ屋さんで大人買い」がコンセプトのデザートは沢山料理を頂いた後でも不思議と全て食べられてしまいました!

実験が好き、スイーツが好き、理論的に味わいたい方に特にお勧めです★

フレンチレストラン「Takumi」の外観・接客・内観

西麻布の交差点からすぐの、路地を入った場所にある「Takumi」の外観がこちら。

Takumiの外観

ブラウン系のマンションの1階にあり、白い外壁が印象的で存在感を放っています。

店内はとてもシンプルで無機質な空間に見えます。

Takumi内観2

壁に使用されている石や木は上質感があり、落ち着いた中に優しい明るさを感じますね。

店内奥には半地下の空間がありました。

Takumiの内観1

半地下の空間には、4人掛けの個室とお手洗いがあります。

照明が効果的に使われていて、とても明るい空間でした。

フレンチレストラン「Takumi」の予約方法・アクセス・行き方

食べログの評判 4.17(2019年1月現在)
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13204624/
店名 Takumi
URL http://restaurant-takumi.com/
ドレスコード・服装 カジュアルも歓迎ですが、他のお客様に不快感を与えないような清潔感のあるスタイルをお願い申し上げます。
お料理やワインの香りの分からなくなる程の過度な香水等のフレグランスもご遠慮くださいませ。
営業時間 11:30~15:00完全閉店
18:30~23:30完全閉店
定休日 月曜日・日曜日
電話 03-6804-6468
住所 〒106-0031 東京都港区西麻布1丁目11-10 ビルマーサ1F

行き方

東京メトロ日比谷線 六本木駅2番出口 徒歩7分
都営大江戸線 六本木駅4b番出口 徒歩8分

①六本木駅2番出口を出ます。
②首都高に沿って渋谷方向へ向かいます。
③六本木六丁目交差点をそのまま直進します。
④コインパーキングと焼肉屋さんのある交差点を右に曲がります。
⑤3つ目のビルの1Fにあります。