パレスホテル東京の6階にあるフランス料理の「クラウン」は、旧パレスホテル時代から続く1964年創業のレストラン。
伝統を継承しつつ、新たな感性で創り上げる至高の「キュイジーヌ・モダン」を、丸の内皇居前の絶好のロケーションで楽しんで参りました。
≪この記事の目次≫
フレンチレストラン「CROWN(クラウン)」のランチコースの口コミ
今回頂いたのは、平日限定のランチコース「MENU EXPRESS エクスプレス」です。
こちらがメニュー表。
アミューズブーシュ、前菜のホタテ料理、メイン(魚料理)、ミニャルディーズとカフェのショートコース。
食べログ4.01(2019年1月現在)のクラウンのランチコースですから、ワクワクしますね♪
テーブルの上のカトラリーはフランスのERCUIS(エルキューイ)のもの。
フランスの2大ブランドの1つなので、おおっ、さすが!と心の中でつぶやきました。
ドリンクは2種類のノンアルコールのぶどうジュースをオーダー。
白はアランミリアの白ぶどうジュース。
赤はレスベラトロールワシントンという、アメリカのノンアルコール赤ワインで、クランベリーがブレンドされていて爽やかな飲み口。
このレスベラトロールワシントンはポリフェノール値が高く、赤ワイン1本分のポリフェノールをグラス1杯で採れるのだそうです。
オーダーしたドリンクのテイスティングをおすすめしてくれるので、納得の上でドリンクを楽しむことができますよ♪
いよいよお料理です!
フレンチレストラン「CROWN(クラウン)」のランチコースの料理
まずは、メニューにはないフィンガーフードが登場!
カヌレの形をしたケークサレ。
トマトペーストが入った生地の中には、ハムとブラックオリーブ入り。
鮮やかなグリーンのトッピングはバジルの効いたサワークリーム。
爽やかな酸味と濃厚なケークサレの味が口の中でマリアージュ。
もっと食べたかった・・・。
きっと、もっと欲しいくらいの量が丁度良いのでしょうね。
次にアミューズブーシュ。
ほうれん草ソースの上にサーモンを乗せたもの。
ソースのグリーンが鮮やかでサーモンのピンク色を引き立てています。
サーモンはくるくるとロール状に巻かれていて、ほうれん草が巻き込まれていました。
トップのクリームにサワークリームが入っているという説明でしたが、酸味はなく、ふわっと軽いムースのような食感でした。
ちなみに「アミューズブーシュ」には、「ひとくちのお楽しみ」という意味があります。
「アミューズ」は「お楽しみ」、「ブーシュ」は「口(くち)」という意味のフランス語なんです。
パンは塩味のチャバタに、キューブ型のブリオッシュの2つ。
ブリオッシュはほんのり甘みがありふわふわで、チャパタは食感と塩味のバランスが絶妙です。
可愛らしく成形されたボルディエバターが登場!
口溶けが良くて美味しかったです。
このボルディエバターは、バターが特産のブルターニュ地方のなかでも、最高品質のバターとして有名なんだそう。
次にホタテのタルタルの、予定でしたが・・・ホタテが入らなかったそうで、今回はマグロのタルタルでした。
(ホタテ大好きなのでとっても残念です。。。)
ケッパーとオリーブのソースが添えられています。
マグロを瞬間燻製した一品で、ガラスの蓋を目の前でパッと開きます!
ふわぁぁと燻製の香りが広がりました。(この瞬間は撮れませんでした・・・)
横から見るとこんな感じ。
色々なものが重なりあっています。
ポーチドエッグが入っているとの事でしたが見えないので、フォークでそっと中を探ってみると、
中から顔を出したのは、可愛いウズラの卵のポーチドエッグでした!
とろーり小さな黄身が崩れて絡み合います。この量が絶妙でした!
マグロタルタル全体を軽く混ぜて口に入れた瞬間、ほんのりごま油の香り。
洋風ユッケ?!ような雰囲気を味わうことができました。
ここでパンのおかわりをお願いしました。
欲張ってミルクパン、オリーブパン、バケット。3種類も!!
美味しいのでどんどん食が進んでしまいます(笑)
メインのスズキのポワレが登場。
カリフラワーを色々アレンジしたものが添えられています。
手前の白いソースはカリフラワーのクリーミーなソース。
赤ワインとスズキのアラを煮詰めて作ったコクのあるソースを目の前でかけてくれました。
左側と、クリーミーなソースの上に飾ってあるカラフルなものは3種類のカリフラワーです。
ポワレは外側がカリっと香ばしく、中はふっくら厚みがあって食べ応えがありました。
皿のリムの部分にふりかけてある五香粉をつけると、スズキのポワレが中華の雰囲気に。
先程のタルタルと繋がる!と感じました。
エクスプレスコースでも十分お腹が満足です。
最後にカフェとデザートをご紹介!
フレンチレストラン「CROWN(クラウン)」のランチコースのデザート
食後のドリンクにはコーヒーをオーダー。
シュガーとともに出てきたのは、珍しい甘味料。初めて目にしました。
ブラックで飲むつもりでしたが、興味に負けてこの甘味料を入れてみました。
ほんのり甘く飲みやすいコーヒーになりました。
デザートは可愛い一口サイズのものが3種類。
頂く順番があるそうで、まずは中央のブラックベリーのムースを。
次に左側のピスタチオのケーキを。
最後に右側のパッション味のギモーヴ、という順です。
雪の結晶を表現しているオレンジの粉は、ちょっぴりほろ苦いオレンジパウダーです。
ブラックベリーのムースはチョコでコーティングされていて、やさしくほんのり酸味の効いたムースで口の中でふわっと消えていきました。
続いてピスタチオのケーキ。
やや濃厚ですが、工夫が凝らしてあり食べやすかったです。
下から、ベリー系のガナッシュ、アプリコットのジャム、ピスタチオクリームというように、ピスタチオの薄い生地に重ねられています。
そしてギモーヴ。
裏から見ると茹で卵みたいで可愛いです♪
外側がふわふわで軽く、中央は酸味の強い2層から出来ていて、目が覚めるような味でした。
そして、なんと!
平日限定のスペシャルデザートまで頂くことができました!
ヘーゼルナッツとアーモンド、エスプレッソとチョコレートが入った、「ガトーマルジョレーヌ」というケーキだそうです。
メレンゲに2種類のナッツを細かく引いた粉を混ぜて焼いた生地に滑らかなバタークリームとガナッシュが挟みこまれていました。
生地からじゅわっとにじみ出るエスプレッソがアクセントになっていて、美味しかったです!
このデザートのことを、メニュー表では「ミニャルディーズ」と表記しています。
フランス語で「可愛い・上品」などを表すのが「ミニョン」という言葉で、「ミニャルディーズ」は「プティフール」と同様に、フランス料理の「食後の焼菓子」を指します。
フランスではクッキーなどの硬い焼菓子のことを「プティフール」と呼び、ボンボンショコラ、プチシューやエクレアなどの(最終工程で焼き込みのない)ひと口菓子のことを「ミニャルディーズ」と呼びます。
フレンチレストラン「CROWN(クラウン)」のランチコースの口コミ・評判まとめ
都内の一等地でラグジュアリー感を味わいながら本格フレンチを味わいたい方にお勧めの「CROWN(クラウン)」。
ゆったりと皇居や和田倉噴水公園を眺めたいなら、断然ランチタイムがおすすめです!
細やかな部分にもしっかりとこだわりを感じる店内。
レストランのエントランスを入るところから、お店を出るまでずっとワクワク感が止まらないほど素敵なレストランでした☆彡
フレンチレストラン「CROWN(クラウン)」があるパレスホテル東京の外観
パレスホテル東京の外観です。
緩やかな曲線が目を引きます。青空に映えますね!
お壕に面したホテルに続く1本道。
グランドキッチンが見えたら右に曲がります。
こちらが入口です。
なお、正面入り口は皇居側にあります。
フレンチレストラン「CROWN(クラウン)」があるパレスホテル東京の内観
エントランスホールの見やすい場所にレストランの案内板があります。
エレベーター内部の様子。
フレンチレストラン「CROWN(クラウン)」の内観
こちらがクラウンの入り口です。
店内はイブニングドレスをイメージしていて、曲線を取り入れた柔らかで上品なデザインになっているそうです。
確かに、ドレスの柔らかな生地のように見えますね。
奥の扉脇のデザイン。
こちらも曲線です。ワインセラーいっぱいのワイン!!
天井や柱のデザインも素敵ですね。
カーペットのデザインもオシャレでした。
フレンチレストラン「CROWN(クラウン)」の接客
丁寧、かつ親しみやすい印象です。
ゆったりした空間の中で、タイミング良く声を掛けてくれたりします。
フレンチレストラン「CROWN(クラウン)」の予約方法・アクセス・行き方
食べログの評判 | 4.01(2019年1月現在) https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13000007/ |
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店名 | CROWN(クラウン) |
URL | https://www.palacehoteltokyo.com/restaurant/crown/ |
ドレスコード・服装 | 【平日】ビジネスカジュアル 【土日祝】スマートカジュアル |
営業時間 | 【ランチ】11:30~14:30 【ディナー】17:30~21:30 |
定休日 | なし |
電話 | 03-3211-5317 |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-1-1 パレスホテル東京6F |
行き方 |
・東京駅からのアクセス 各線「東京駅」から徒歩8~12分 ※地下通路から直接行くこともできます ・大手町駅からのアクセス |