ミョウガは薬味にしたり甘酢漬けにしたり、大人の味がするたまに食べたくなる一品です。

スーパーで買えますが、ちょっと高かったり量が多すぎたり少なすぎたりします。

では家で栽培したら簡単にいつでも味わえるのでしょうか?

結論としては家庭でも収穫できるまでに育てることは可能です。

しかし、注意するべきポイントがいくつかあります。

こちらでしっかりと予習をした上でミョウガを育ててみましょう。

ミョウガを植えてはいけない4つの理由

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・ミョウガを植えてはいけない4つの理由

①生命力が強いので、あっという間に増えすぎるから
②他の野菜や植物の生長が妨げられるから
③狭い庭だと他の植物を植える場所がなくなるから
④他の人とのトラブルのもとになるから

【理由①】生命力が強いので、あっという間に増えすぎるから

たとえたくさん収穫できても、食べきれずに捨てることになります。

【理由②】他の野菜や植物の生長が妨げられるから

ミョウガの葉が生い茂ると日光が遮られることもあります。

【理由③】狭い庭だと他の植物を植える場所がなくなるから

ミョウガは地下で増殖するという特徴があります。

そのため、他の野菜や植物は根を伸ばせずに枯れてしまいます。

【理由④】他の人とのトラブルのもとになるから

境界があいまいな庭や、レンタル家庭菜園での栽培は迷惑になります。

いったん広がった地下茎を取り除く作業は大変です。

ただし、このポイントを抑えておけば植えてもOK

地下茎の伸びが制限される場所であれば、植えても大丈夫です。

  • 大型のプランター(幅75×奥行35×深さ30cm位)
  • ンガやブロックで作った花壇
  • 防草シートやストッパーを埋めた土の中

ミョウガの正しい植え方や時期(この方法なら植えてはいけないことはない!)

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ミョウガの正しい植え方

・プランターの場合

  1. 大きいサイズのプランターを用意する
  2. ミョウガの地下茎を園芸店などで手に入れる
  3. 野菜用培養土を使用し、腐葉土を混ぜ込む
  4. 深さ10㎝の溝を作る
  5. 芽が3つくらいある株を15㎝の長さに切る
  6. 芽を上に向けてに並べ、土をかぶせる
  7. 状況に応じて水やりと追肥をする
  8. 乾燥を防ぐために被膜資材で覆う
  9. 半日陰の場所で育てる

・畑の場合

  1. 植える場所は建物の陰や大きな樹の下を選ぶ
  2. 2~3週間前に畑を耕し、たい肥を混ぜ寝かす
  3. 畔は作らず深さ10㎝位の溝を作る
  4. 株と株の間は20㎝空けて、芽を上に向けて置く
  5. 土をかぶせて水をたっぷりとかける
  6. 乾燥を防ぐために、土の上に藁や腐葉土をかける
  7. 上からクワなどで軽く圧着する

こちらの動画で詳細をご確認ください。

Q.ミョウガを植える時期は?

A.地下茎なら2~3月に植えるのがおすすめです。

苗を植えるのは4~5月が良いです。

https://twitter.com/abc5ta/status/1543041971983622145?s=20&t=rvUura2yMZLtRHTCy_4Fdg

Q.植えたミョウガの芽が出る時期は?

A.植えてから大体1カ月か2カ月くらいです。

プランター栽培は乾きやすいので、水やりをしないと芽が出ません。

しかし、地面に植えたミョウガは水分を得やすいため早く芽が出ます。

https://twitter.com/SaeCue/status/1279266068486172672?s=20&t=e-ZU4A655fSAXihovUceUA

Q.植えたミョウガの収穫時期は?

A.ミョウガの収穫時期は7~8月と9~10月です。

地面から花蕾(からい)が半分くらい出てきます。

このつぼみは手でねじり取るか、ハサミで切ります。

https://twitter.com/Akane_08_10/status/1539906963022434304?s=20&t=YNbYU7JsZOSw4O4K8VY3Fw

Q.植えたミョウガの収穫後は?2年目は?

A.最初の年はそれほど多くの収穫は期待できません。

2~3年目以降は、株が大きくなるのでたくさん収穫できます。

地植えなら放置気味でも毎年収穫を楽しめます。

Q.ミョウガ 植え替えは株分けすればいい?

A.ミョウガの地下茎を掘り出し15㎝の長さに切って株分けします。

分量を減らして植え替えるとミョウガの収穫量が増えるからです。

余った株は、ミョウガを育てたい方に差し上げると喜ばれます。
   
この動画の03:10~04:10で株分けの方法が確認できます。

Q.ミョウガ 植え替え時期は?

A.2~3月が植え替えに適しています。

地下茎がまだ休眠中だからです。

古くなって余分な茎やまわりの土は払い落して捨てます。

新しいものだけを残して植え替えてください。

こちらの動画で植え替えの詳細が確認できます。

Q.植えたミョウガの地下茎を保存する方法は?

A.11月頃から冬の間、地上に見える茎の部分は枯れています。

プランターなら茎を切り、畑であれば茎を折って寝かせます。

マルチ(被膜資材)や腐葉土をかぶせると乾燥しません。

地下茎は生きているので、翌春にまた発芽します。
  
参考)奈良新聞 「農を楽しむ」ミョウガを育てよう

Q.植えたミョウガが葉っぱばかりで、どうしたらいい?

A.茎に葉が6枚以上になったら間引きをします。

葉が茂ると風通しが悪くなるので、根元を切ります。

手で引き抜く方法もあります。
 

Q.ミョウガ農家の栽培方法はどんな風にしていますか?

A. 刈った草を畑に入れて、肥料はあまり使わずに栽培しています。

花が咲いたミョウガのつぼみは味が落ちて商品価値がありません。

花が咲く前のタイミングで収穫します。

参考)新潟県青果物出荷規格基準 (28)みょうが

こちらの動画では、03:57~出荷できるミョウガについて解説しています。
 

Q.みょうが 栽培キットはどこで売ってる?

A.みょうがの種は市販されていないため、地下茎や苗を土に植える方法が一般的です。

ただ、プランターにハイドロカルチャー(人口軽石)を使う水耕栽培は可能です。

液体肥料の水溶液を吸収させた軽石の上に、地下茎を並べて育てます。

この他庭に植えてはいけない植物に、ラズベリーもあります。 

http://plggta.org/kitchen-garden/donotplant-raspberry/

検討中の人はチェックしてください。