社会のグローバル化が進み、英語の必然性が高まっています。

2020年からは小学校でも英語が必修科目となりました。

なぜ、英語を学ぶのか。

社会人から中学生まで、英語を学ぶ理由をまとめました。

英語を勉強する理由を社会人・学生別に解説

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社会人が英語を勉強する8つの理由(アンケートの結果より)

社会人が英語を学ぶ8つの理由

  • 旅行・趣味
  • 仕事で必要なため
  • TOEIC・TOEFL・英検などの資格対策
  • 海外出張・海外赴任に備えて
  • 昇進のため
  • 海外留学のため
  • 街中で困っている外国人を助けたい
  • 子供ができた時に英語を教えられるようにするため

社会人の多くは仕事で必須の為、スキルアップ、昇級などの理由で英語を学ぶ人が多いです。

また、洋画をダイレクトに見たい、海外で現地の人と交流する等、英語のスキルアップをし趣味に生かそうとする人も多いです。

大学生が英語を学ぶ10の理由(アンケートの結果より)

大学生が英語を学ぶ10の理由

  • 海外の人と交流するため
  • 英語力キープのため
  • 旅行
  • 映画・You Tube等を英語のまま楽しみたい
  • 留学
  • TOEIC・TOEFL・英検などの資格対策
  • 外国の友人と交流するため
  • 授業・課題で必要なため
  • 国際交流に興味があるから
  • 将来英語を使う職業に就きたいから

大学では授業や宿題で英語を学ぶ他に、趣味や交流目的で勉強する人も多くいます。

また、学部によっては英語で小論文や卒論を提出する事もあります。

留学希望者は英語のレポート作成を求められる事もあります。

高校生が英語を学ぶ9つの理由(アンケートの結果より)

高校生が英語を学ぶ9つの理由

  • 授業、大学受験のため
  • TOEIC・TOEFL・英検などの資格対策
  • 短期留学のため
  • 趣味
  • 映画・You Tube等を英語のまま楽しみたい
  • 洋楽が好きだから
  • 英語が話せるとかっこいいから
  • 文化の違いを知るため
  • 国際交流に興味があるから

高校生が英語を学ぶ理由の多くは、勉強・受験対策のためでした。

英検や受験問題に出る英作文では大量の英語表現を駆使するため多くの英語学習の時間がインプットにあてられます。

また、英語を話せるとかっこいい、映画や動画を英語で楽しみたいからという意見もあります。

中学生が英語を学ぶ9つの理由(アンケートの結果より)

中学生が英語を学ぶ9つの理由

  • 授業、高校受験のため
  • 英検対策
  • 趣味
  • 映画・You Tube等を英語のまま楽しみたい
  • 洋楽が好きだから
  • かっこいいから
  • 文化の違いを知るため
  • 短期留学のため
  • 友達がやっているから

中学生が英語を学ぶ理由の多くは、高校生同様勉強・受験対策のためでした。

将来の事を考えて英語学習に取り組んでいる学生が多いです。

英作文を苦手としている学生が多い事も分かります。

英語を学ぶ理由を面接やテストで聞かれた時の9つの答え方

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英語を学ぶ理由を面接やテストで聞かれた時の9つの答え方

  • 旅行・趣味
  • 仕事で必要なため
  • TOEIC・TOEFL・英検などの資格対策
  • 海外出張・海外赴任に備えて
  • 昇進のため
  • 海外留学のため
  • 街中で困っている外国人を助けたい
  • 外国の人と交流したい、友達を作りたい
  • 英語を使う仕事に転職するため

例えば、「仕事において、英語が話せるという事はそれだけでグローバルに活躍していくチャンスが広がるという事になります。

自分のスキルアップの為に英語を学んでいます」

また、「海外旅行の時、現地の人と話せなくてはがゆい思いをしました。

英語を使ってもっと自分の言葉で交流したいと強く思ったので勉強しています。」などの言い方があります。

なぜ英語を学ぶの?文部科学省の「英語を勉強する理由」

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文部科学省はグローバル化において世界共通語である英語力の向上は日本の将来において極めて重要だとしています。

2016年に新学習指導要領がまとめられました。

それによると英語学習において次のように、今までの丸暗記・文法重視の英語学習とは目指す姿が劇的に変わりました。

文部科学省の「英語を勉強する理由」

  • 小・中・高等学校で「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の向上を目指す
  • 文法の間違いを恐れず積極的にコミュニケーションを取ろうとする態度を育成する

小学校中学年

週1~2時間の英語学習で、コミュニケーション能力の素地を養う。

小学校高学年

週3時間程度の教科中心学習で、初歩的な英語の運用能力を養う。

中学校

身近な話題についての理解や簡単な情報交換、表現ができる能力を養うことで、英語で授業を行うことを基本とする。

高等学校

・幅広い話題について抽象的な内容を理解できる
・英語話者とある程度流暢にやり取りができる能力を養うことで、授業を英語で行うとともに、言語活動を高度化(発表、討論、交渉など)

…このように、採点型授業から主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)に変わろうとしています。

参考)文部科学省「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」

新学習指導要領には…?

また新学習指導要領には「生きる力」を育てるポイントが以下のように書かれています。

「生きる力」を育てるポイント

  1. 生きて働く知識・知恵の習得
  2. 未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成
  3. 学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性の涵養

大学を卒業し社会人になっても学んできた事を生かせるように、上記3つの力を育む事が大切としています。

文部科学省はこうした改革により、小さい時から大人になるまで広く、一貫した英語学習を学べるようにしました。

そして英語に親しみ、表現力を鍛えグローバルに活躍できる人材を育成していこうと取り組んでいるのです。

参考)文部科学省「生きる力」