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無期雇用派遣 やめとけ・やばい理由は?6つのデメリットとは!?
無期雇用派遣について検索すると「やめとけ」「やばい」という声が多く目につきます。
無期雇用派遣には下記のようなデメリットがあり、やめた方が良いと考える人が多いのです。
無期雇用派遣の6つのデメリット
- 採用時の面接や試験がある
- 派遣先を選べない
- 契約解除はあり得る
- 正社員ではない
- キャリアアップが難しい
- 働き方の自由さが失われる
これらのデメリットが、やめとけ・やばい理由といわれる理由です。
採用時の面接や試験がある
一般的な派遣(以下登録型派遣と呼びます)は、個人情報の入力や面談だけで登録できるのに対し、無期雇用派遣は派遣会社での書類選考や適性検査、面接を経て採用となります。
どの派遣会社も若い世代を積極的に採用しており、年齢が高くなると書類審査の段階で難しくなるかもしれません。
派遣先を選べない
登録型派遣では派遣先を選ぶことができるのに対し、無期雇用派遣では派遣先を選ぶことができません。
通勤に時間がかかったり、忙しくて残業の多い部署に派遣されてしまうこともあります。
契約解除はあり得る
無期雇用とはいっても、契約を取り消されてしまう場合があります。
派遣会社と派遣先の会社の間で契約が打ち切られてしまうと、その会社で働き続けることはできなくなってしまうのです。
正社員ではない
フルタイムで正社員同様に働いたとしても、結局はその会社の正社員ではないのです。
同等の仕事をしても給料は違い、契約解除もあり得る…。そのような状況でモチベーションを保って働き続けることは簡単ではありません。
キャリアアップが難しい
正社員であれば会社内で別の部署へ異動したり、業務の幅を広げたりしてキャリアアップしていくことができます。
しかし派遣社員である限り正社員と同じようなキャリアアップは難しくなります。
働き方の自由さが失われる
しばらく働いて長期休みを取るなど自分の生活スタイルに合わせた働き方ができるのが派遣で働く最大のメリット。
しかし、無期雇用派遣になるとそのメリットが失われてしまいます。
無期雇用派遣やめとけっていうけどデメリットしかないの?5つのメリットとは…
「無期雇用派遣やめとけ」と言われがちな理由として、その「中途半端さ」が挙げられます。
収入など安定を求めるのであれば正社員を目指した方がマシですし、派遣の自由な働き方を選択したいのであれば登録型派遣で働いた方がよいです。
無期雇用派遣をわざわざ選ぶことにメリットを感じない人が多いのです。
無期雇用派遣の5つのメリット
無期雇用派遣の5つのメリット
- 派遣されていない期間も収入が得られる
- 3年ルールが適用されない
- 正社員ではないという気楽さ
- 未経験でも経験を積むことができる研修が充実
- 自力ではハードルが高い大手企業で働くチャンスもある
デメリットの目立つ無期雇用派遣ですが、メリットが無いわけではありません。
登録型派遣と比べると、収入面で安定を得られることや同じ場所で長く働けるというメリットがあります。
登録型派遣は同じ派遣先で3年以上勤められないというルールがありますが、無期雇用派遣ではそのルールが適用されません。
また、デメリットで挙げた「正社員ではない」という点を、プレッシャーが少なくて済むというメリットに感じる場合もあります。
無期雇用派遣が向いてる人っているの?
下記のような人は、無期雇用派遣のデメリットよりメリットを感じるかもしれません。
無期雇用派遣が向いてる人
- 他業種から事務職の経験を積みたい人
- 若い人
- 自力での就職・転職活動がうまくいかない人
- 大手企業で働きたい人
アパレル等の職種から未経験で事務職を目指す人にとっては、サポートが充実し、収入の安定も得られる無期雇用派遣は挑戦しやすくメリットがあります。
自力では転職が難しい大手企業へ派遣されるチャンスも。
実際、派遣会社のホームページをみると「事務未経験」の人へ向けた募集メッセージが目立ちます。
無期雇用派遣やめとけに関するQ&A
Q.テンプスタッフで無期雇用派遣として働くことができますか
A育成型無期雇用派遣 funtable(ファンタブル)があります。
将来的に派遣先から直接雇用される機会が多いことを特徴としており、自力の転職では難しいような大手企業の正社員を目指すこともできます。
Q.無期雇用派遣は正社員ではないのかですか
A.正社員ではありません。
無期雇用派遣社員の雇い主は派遣会社です。
そのため、派遣先の業績が良くてもボーナスに反映されないなど、派遣先の正社員との違いが生まれます。
Q.リクルートスタッフィングで無期雇用派遣の募集はありますか
A.キャリアウィンクという制度があります。
若い世代の事務キャリア形成を支援しており、入社前の各種研修、入社後は就業サポートやスキルアップ研修が受けられます。
派遣先企業は関東(東京・埼玉・神奈川・千葉)、関西(大阪・兵庫・京都)、東海(愛知)に限られます。
Q.無期雇用派遣はボーナスがもらえますか
A.派遣会社によりますが、賞与ありのところもあります。
ただし、ボーナスの額や支給時期は派遣会社によって異なります。
派遣先の正社員と同じではないので注意が必要です。
Q.無期雇用派遣のメリットはありますか
A.登録型派遣と比べれば、月給制で収入が安定する、同じ職場で3年を超えても働き続けることができるなどのメリットがあります。
また他業種から未経験で事務職へ挑戦したい人にとってはサポートが充実しているなどメリットが大きいです。
Q.50代でも無期雇用派遣で働くことはできますか?
A.若手の育成を掲げている派遣会社が多く、50代の方が新たに無期雇用派遣として派遣会社に採用されることは難しい印象です。
すでに派遣社員として働いている場合は、同じところで5年勤務すれば無期雇用を申し込む権利が発生します。
Q.40代派遣社員ですが無期雇用派遣に転換するか迷っています
A.年齢が上がるにつれ職探しは難しくなるのも事実。ほかへの転職が難しく、現在の派遣先が自分に合っていれば無期雇用派遣に転換するのも選択肢のひとつです。
無期雇用のデメリットも理解したうえで検討しましょう。