実写映画だけでなくアニメ映画にもなった『君の膵臓を食べたい』の作者である住野よる。
代表作である『君の膵臓を食べたい』は、キミスイという愛称で親しまれています。
そんな住野よるさんの学歴、高校や大学についてリサーチしました。
住野よるの学歴（高校・大学）などのプロフィール
| 項目 | データ |
|---|---|
| ペンネーム | 住野よる（すみの よる） |
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 32～33歳 |
| 在住地 | 大阪府 |
| 高校 | 不明 |
| 大学 | 不明 |
| 小説家になろう | 住野よる |
| 公式Twitter | @suminoyoruyori |
| 公式note | 住野よる |
あまりプロフィールを明かしておらず、不明な点が多いです。
学歴や社会人経験など、謎に包まれています。
また、顔出しは一切していません。
小説家は自分を出すべきではないと考えているようです。
Twitterも以前は自分で投稿していました。
ですが、小説に集中したいとの思いからTwitterを辞め、代わりに双葉社担当編集の方が情報を発信しています。
昔は利用していて、2015年にご自身のことを「見た目おっさんの26歳」と言っていました。
それから6年経っているので、2021年現在は32～33歳だと思われます。
柔らかい響きのペンネームから女性を想像していましたが、男性なんですね。
noteでは自分で発信しているほか、稀にTwitterにメッセージがのることもあります。
住野よるの小説家デビューのきっかけは「小説家になろう」？
住野よるさんは、2014年から小説家になろうというサイトに作品を投稿していました。
そこに投稿していたのが、後にデビュー作となる『君の膵臓を食べたい』です。
双葉社がこの作品を読んで、住野よるさんに声をかけたのが出版のきっかけでした。
当時は「夜野やすみ」という名義で活動していました。
デビューの際に、今の「住野よる」というペンネームに変更しました。
名前の由来については、ご自身のTwitterでこう説明しています。
「教室のすみっこにいるような子の夜に創造性があるはずだという意味が（後付けだけど）ありますよw」
出典：P＋D MAGAZINE
住野よるは芥川賞を受賞している？
住野よるさんは、芥川賞受賞者を調べた結果、芥川賞を受賞したという経歴はありませんでした。
ですが、着実に作品数と実力、注目度を伸ばしています。
近い将来、芥川賞を受賞する可能性も十分にあると考えられます。
住野よるの作品一覧を新作順で掲載！おすすめはどれ？
住野よるさんの作品を、新作順で並べました。
麦本三歩の好きなもの 第二集
この気持ちもいつか忘れる
麦本三歩の好きなもの
青くて痛くて脆い
か「」く「」し「」ご「」と「
よるのばけもの
また同じ夢を見ていた
君の膵臓を食べたい
麦本三歩の好きなもの 第二集 2021年2月25日
図書館で勤務している女性・麦本三歩の物語です。『麦本三歩の好きなもの』の続編になっています。天然な性格のかわいらしい主人公を中心に、いろいろなストーリーが展開されていきます。
麦本三歩が、穏やかな日常を過ごすのを読んでいると癒されます。平凡な日常を描いているからこそ、身近に感じられて読んでいて元気になる作品です。
この気持ちもいつか忘れる 2020年10月19日
日本のロックバンド「THE BACK HORN」との共作で話題になりました。主人公の鈴木香弥（カヤ）が、異世界の少女・チカと出会うところから物語はスタートします。2つの世界が干渉しながら、カヤはチカに惹かれていくのでした。実際に「THE BACK HORN」のCDが付いたものも発売されています。
ファンタジーのような世界観と、退屈な日常へのもどかしさという2つの要素が妙にマッチしています。良い意味で裏切られる感覚を味わえる作品です。
麦本三歩の好きなもの 2019年3月7日
図書館に勤務している女性・麦本三歩が主人公の作品です。住野よるさん初めての短編集で、12編の小説が収録されています。麦本三歩の何気なく、かつ愛おしい日常が描かれています。2020年にcomicブーストにてコミカライズされました。
大きな出来事は起こらないけれど、それが自分の状況と重なってすらすら読めます。読んだ後に、とてもあたたかい気持ちになるような作品でした。
青くて痛くて脆い 2018年3月2日
人と深く関わることを避けていた主人公は、秋好寿乃と出会います。周囲に変わり者と思われている彼女と打ち解ける主人公。そして2人だけの秘密結社「モアイ」を結成しますが、次第に状況が変わっていきます。2020年に吉沢亮さん・杉咲花さん主演で映画化されました。
青春の中で悩み、葛藤し、駆け抜けていく大学生の物語に胸を打たれました。きれいなままで進んでいかないストーリーに引き込まれてしまいます。
アニメ版をU-NEXTで見ることができます。
31日間無料ですので、この機会にチェックしてみてくださいね。
か「」く「」し「」ご「」と「 2017年3月22日
物語は5章構造になっていて、それぞれ主人公が違います。それぞれ少し不思議な能力を持った登場人物が絡み合い、物語が展開していきます。2018年から月刊コミックパンチでコミカライズされました。
舞台が高校で、若者が成長していく様を描いています。すれ違いながらも人と距離を近づけていく様子に心が温まりました。
よるのばけもの 2016年12月7日
主人公の安達は、夜になるとばけものに変身してしまうようになりました。ある日クラスメイトの矢野さつきに、化け物の姿を見られ安達であることもばれてしまいます。クラスでいじめられている彼女と交流を深めていくうちに、いろいろな出来事が起こります。
思春期の主人公が、周囲を気にしてしまう気持ちがよく分かります。大人が読んでも様々なことを考えさせられる作品でした。
また同じ夢を見ていた 2016年2月17日
主人公・小柳奈ノ花は自分の賢いに自信を持ち、周囲を見下していました。高校生やおばあさんなど、自分より年上の人物と関わっていく中で、多くのことを学びます。2017年に月刊アクションで漫画化されました。
この作品を読んで、幸せは人それぞれ違うということを改めて感じました。小学生の少女が成長していく様子を、住野よるさんが面白く書き上げています。
君の膵臓を食べたい 2015年6月17日
主人公は、クラスメイトの山内咲良が膵臓の病気であることを知ります。そして、もう余命が長くないという彼女のやりたいことに付き合っていくことにしました。実写映画・アニメ映画化された住野よるさんの代表作です。
性格が正反対な2人が、お互いを通じて成長し行く様子が書かれています。友情とも恋愛とも違った、2人の関係に感動してしまいました。
「君の膵臓を食べたい」の実写版もアニメ版もU-NEXTで見ることができます。
31日間無料ですので、この機会にチェックしてみてくださいね。
住野よるさんのおすすめの作品
おすすめはやはりデビュー作の『君の膵臓を食べたい』です。
また、『青くて痛くて脆い』は住野よるさん自身が「キミスイで感動してくれた方の心を塗り替えたい」と語っています。
いずれの作品もU-NEXTで無料で見られます！
住野よるの作風の特徴や世界観
住野よるさんの作風には、特徴や世界観についてお伝えします。
人それぞれ価値観が違う
どの作品にも共通してみられるのが、それぞれものの考え方や価値観が違うということです。
ある人にとっては幸せなことでも、ある人によってはそうではないかもしれません。
つまり、相手の気持ちを自分で勝手に想像しただけでは、相手を理解できないということです。
本音をもってぶつかり合うことは、時には勇気がいることです。
ですが、お互いを本当の意味で理解するうえでとても重要なことであると、住野よるさんは伝えています。
自分が他人にどう見られているかのギャップ
自分がこうありたいと思う姿と、他人から見えている姿にはギャップがあります。
それを考えて周囲の目を気にするあまり、本来の自分を出せないことも。
このことに悩み、考えて他者と関わっていく中で、理想の自分に近づいていきます。
このもどかしさや努力の過程が、多くの人の心に響くということです。
